|
カテゴリ
おすすめキーワード(PR)
ファン
|
連続講座の#04のホストをつとめさせていただいた、宮本博史です。 参加されました皆さま、どうもありがとうございました。 当日の簡単なレポートとホストの感想を述べさせて頂き、連続講座の#04のまとめと致します。 ※参加できなかった方は、まずは<こちら>をご覧ください。 〜配布したプリント〜 ![]() __________________________ ■2009年2月11日(水・祝) 16:15~18:30 「思い出すことへの順路と帰路 ~それぞれが映像を誤読する~」 連続講座の最終回になります。 講座全体の趣旨説明の後、各ゲストが自己紹介をしました。 ![]() #04をするきっかけとなった映像を見ながら、今回の趣旨・講座の進め方を説明しました。 その映像は、公開鑑賞会のことが報道されたニュース番組です。 お婆さんのインタビューがあり、「王子神社の七五三、懐かしいわ、あの袋、うちの娘も同じのもらった」と楽しそうに話している。 ホームムービーとは、私的で大切なもの撮影して、親しい者同士で鑑賞することが目的です。 そこには他人が干渉できない、映像との近過ぎる距離がありました。 しかしお婆さんは、それを飛び越え、新たな場所で映像を楽しんでいました。 記録された映像が長い時間を掛け、風化・発酵することで、写っているものが曖昧・不明瞭になっていく。 そのことで映像と鑑賞者との距離が広がり、さまざまな解釈を可能にします。 インタビューのお婆さんは、その広がってしまった距離の間に、自身の記憶を投影させ、楽しんでいたのだと思います。 本来の目的とは違った形で、映像を見ることができる。 この現象を、講座タイトルで示している「映像の誤読」と捕らえました。 この講座では、お婆さんがした様に、参加者それぞれが映像を誤読していきます。 その時に大切なことは、誰もが持っている自分自身の記憶を引っぱり出し、思い出すこと。 そしてそれを発言してみること。 人前で思い出話をすることは、いくばくかの勇気が必要です。 しかし話してみることで、他人との一致や不一致を知ることができる。 同じものを見ても、思うことは人それぞれに違いがあり、、 自分の思ったことと、誰かが思ったこととの違いが、自分は誰かではなく、自分であることの部品だと思います。 参加してくれた人たちのそれぞれの部品が、ひとつでも多く見つかることを願いました。 __________________________ 講座内で見る映像は、ホストと各ゲストが「見た時になにかを思い出すこと」をキーワードに、合計12個の映像を用意しました。 上映の順序は、サイコロを転がして決めました。 ![]() ~上映した映像の例~ ※画面が固定された映像の方が、鑑賞者はなにかを思い出しやすい様でした。 映像に写っているものが、変化なく在り続けることよって、時間の経過とともに意味が剥奪されていきます。 そうすることで、鑑賞者は自由で身勝手な見方をするか、退屈で寝てしまうかの、どちらかを迫られるのでしょう。 ~例の映像を見て、交わされた思い出話たち~ 記録音声へは<こちら>をクリックしてください。 ーーーーー No1, 住んでいた家の隣りを、深夜の貨物列車が通過した時のこと。 No2, 一人暮らしで眠れない時に、窓の遠く向こうから、貨物列車の音が聞こえた時のこと。 No3, 窓の向こうから、列車の音が聞こえた時のこと。 No4, 海外旅行で眠れない時に、窓から通行人を探したり、車のライトを見て安心した時のこと。 No5, なにか思い出せそうだけど、思い出せないこと。 ※抜粋して表記しています。 ーーーーー □ No1, について:二人で寝ている時に貨物列車が通過し、一人が起き、その時の床ずれでもう一人が起き、会話を交わす。 当時の恋人に、列車の通過音が「うるさい」と言われたことを話してくれました。 発言者は徐々に通過音に慣れていったようですが、それは住んでいるからできること。 この発言意外にも、恋愛に関する話がいくつか出ました。 これは人と愛し合うということに、多量の想いが生まれるからだと思います。 忘れたくても、たくさんの想いが募った記憶は、忘れられない場合が多いものです。 □ No2, について:真っ暗な部屋の中から窓の外を眺め、目と耳を凝らし、風景と自分を観察する。 No1, の発言を受けて、眠れなかった時にしたことを話してくれました。 子供の頃には誰もが経験したと思いますが、眠れない時に極度の孤独を感じてしまう。 子供の頃だったら、近くに誰かがいるかもしれません。 一人暮らしの場合は能動的に何かを発見し、繋がりを感じることでしか、孤独から解放されない時があります。 窓の遠く向こうから貨物列車の音が聞こえ、それを運転している人を想像する。 同じ貨物列車でも、内容はまったく違いました。 その違いには、あまり意味がないのかもしれませんが。 □ No3, について:誰かの話を聞いて、私もそう思った。 No2, の発言を受けて、No1, の発言者が話してくれました。 誰かの話を聞いて、その話に共感した人は、その話に感情移入していると思います。 記録音声にて「同じような感覚」と話されていますが、どのようにその感覚を抱いたのでしょう。 映像と他人の話とを、自分の記憶と関係づけ、重なった部分があったのでは。 残念ながら具体的な話は聞けませんでしたが、発言を通して記憶の共有が成立したと思います。 共有といっても、互いの共通認識は確認できていません。 同じようなといっても、そこには小さいようで大きな違いがあります。 人は誰かに理解され、わかってもらいたいかもしれませんが、そのことで自身の個性・存在感が薄れてしまうことも確か。 ある人が経験を語り、誰かがその経験を理解したと表明した時、共有の心地よさと不快さが現れた気がします。 □ No4, について:親しい人が寝ている側で自分が眠れない時に、窓から誰かを感じる。 No1, No2, の発言を受けて、別の人が話してくれました。 子供の頃、海外旅行先で眠れなかった時に、窓から外を眺めたこと。 No2, の発言と内容が似ていますが、経験した時の年齢と場所が違います。 大人の場合は、自分の隣に親しい人が寝ていたら、そのお陰で孤独を感じないかもしれません。 窓から通行人や車のライトを求めた時に感じていたことと、No2, の人が感じていたことに、どんな違いがあるのでしょうか。 大人になるにつれ、子供の時のことを忘れてしまう。 時に思い出したりすることもありますが、もう別の生き物のように感じる時があります。 □ No5, について:届きそうで届かない、自身への想い。 次も別の人です(※発言者に許可を取れなかったので、記録音声には収録されていません)。 なにか思い出せそうだけど、具体的なことが頭に浮かんでこないと話してくれました。 これは日常的に起きることで、その内容は大切なことだったり・些細なことだったり・それさえもわかなかったり、色々。 自分が経験したにも関わらず、それを思い出せず、奥底に眠ってしまった記憶たちがあり、、 それを思い出すことで、自分がなにを感じ・なにを思うのか、それは今しかできないこと。 今この瞬間が記憶に残り、思い出になるかどうかは、後になってからわかることだと思います。 ある特定の記憶に、時と共に想いが積み重なり、思い出に変化してゆくから。 しかし想いは、風化し劣化することがあり、大切な思い出も忘れてしまうことがあります。 忘れてしまった思い出を、どのように感じていけばいいのでしょうか。 ![]() __________________________ ~ゲストの感想を踏まえて~ 最後に各ゲストが感想を述べました。 それらを踏まえて、#04の振り返りを終わらせていただきます。 思い出すということは、日常的な自然現象です。 誰もが、経験を通して発生した記憶と現在の狭間で、生きていると思います。 生活を営む上で、記憶は大切な糧となります。 しかし過去の経験と今経験している状況は、なにかが違うはず。 それは社会は常に変化し、それと同じように自分も変化しているから。 現在を生きるしかない私たちは、記憶を通してより良い生活を得ようとしていますが、現在との違いを配慮することは至難の業ではないでしょうか。 思い出せないことも記憶には含まれており、それを通してなにかを感じ、行動しているのだと思います。 __________________________ ~あるアンケートについて~ 会場でお配りしたアンケートにご協力くださり、ありがとうございました。 色々なご意見・ご感想があり、これからの活動の参考にさせて頂きます。 その中で、気になったご質問を紹介いたします。 「“情報の通過点”でない私を創り出す方法について、伺いたいです。」 私の好きな映画に「生命の本質が遺伝子を介して伝播する情報だとしたら」というセリフがあります。 私たちは確かに生命体ですが、その枠組みだけでは片付けられない生き物かもしれません。 誰かと出会った時には、点と点が繋がり、線になる可能性が生まれます。 あるいはそれと同時に、他の点を寄せ付けない、いびつな形の点に変わる不可能性も生まれ得ます。 後者の場合は、ひとつの点でいた方がよかったのかもしれませんが、人はそうはいかない生き物だと思います。 __________________________ 宮本 博史
みなさま
#03のホストをつとめさせていただいた、斉藤 あずさです。 参加されましたみなさま、どうもありがとうございました。 当日の簡単なレポートと、ホストからみなさまへのコメントを記させていただきます。 ![]() 2009年2月1日(日) 連続講座の第3回目です。4回通しで来て頂いている方もたくさんいらっしゃいますので、既に見慣れた顔もちらほらあります。 ■講座前半 まず松本から講座全体の趣旨説明のあと、会場が暗くなり、ゲストの安井さんによる35ミリ手廻しフィルムの上映が始まりました。内容は日露戦争を題材としたかなり歴史の感じられるアニメーションです。普段めったにお目にかかることの出来ない、手廻しで動くフィルム映像に会場からは感嘆の声がもれます。 ![]() その後、会場を再び明るくし、大きな机の上に年代順、種類別に置かれたたくさんのフィルムを参加者の方々にも触れていただきながら、フィルムの歴史についてのレクチャーがありました。主に映画館などで見ることの出来る劇場用フィルムと、家庭用のフィルムの変遷についての説明でした。普段、さまざまな映像を見ることは出来ても、フィルム自体を見る機会はほとんどない私達にとって、フィルムの様々な形状や素材、仕組みについて学習でき、大変貴重な機会となりました。 ![]() ■講座後半 講座後半は、参加者のみなさまに実際に8mmフィルムを映写していただき、技術を習得していただこうという内容でした。まず、スタッフより一通りの説明後、3つの班に分かれて、それぞれの映写機を参加者にまわして頂きました。ほとんどの方が、映写機に触ったことがはじめて!とのことでしたが、みなさん飲み込みが早く、最後には一人で使いこなせるレベルまで到達されていた方もいらっしゃいました。 その後、会場では参加者の方に持ってきて頂いた昔のフィルムを映写する場面も見られました。 安井さんへフィルムや映像についての質問をされる方も多く、ゲストと参加者、スタッフをまじえた和気藹々とした交流の場となりました。 ■最後にホストより 普段、めったに見ることの出来ない貴重なフィルムや映写機に触れることが出来、参加者の方々と一緒に楽しませていただきました。映像を介した地域づくりをしたいと考えておられる方々にとって、やはり技術がないということは大きなネックになっていると考えられます。今回参加された方の中にそのような方がいらっしゃれば、この講座で会得した技術をぜひ地域づくりに即戦力として役立てていただければ幸いです。 参加者のみなさま、そしてゲスト・スタッフのみなさま、どうもありがとうございました。 斉藤 あずさ
連続講座に参加された皆さんへ
#02でも触れましたが、大阪市浪速区で行われている[ホームムービーを囲む場]の取り組みのご紹介・お誘いです。以下をご確認ください。 私たちは、現在、大阪市浪速区にて、区役所・区社会福祉協議会・区民の皆さんと協働しながら、区内に眠る8ミリフィルムを発掘し、上映する取り組みを行っています。昨年度から3カ年かけて行っており、今年度はその2年度目にあたり、年度内にあと2回の上映会(住民懇談会)の開催を控えています。 つきましては、この機会を[ホームムービーを囲む場の実践]実践編ととらえ、サポートスタッフを募ります(無償)。尚、参加者としてのご参加も可能ですので、ぜひお越し下さい。現場の雰囲気やファシリテータの仕事ぶりの一端を体験していただけると思います。 業務内容等の詳細は[お問い合わせ]までご連絡ください。 ■「昭和のなにわ わたしのくらし 古くて新しい出会いの場」 押し入れに眠る8ミリフィルム、最後に観たのはいつですか? □恵美・新世界地区 [日 時] 平成21年3月4日(水)午後2時〜 [会 場] 新世界会館 浪速区恵美須東1−18−13 TEL6643‐6322 □大黒町地区 [日 時] 平成21年3月19日(木)*午後3時〜 (!!午後2時→午後3時に変更になりました!!) [会 場] 大国集会所 浪速区大国3−10−22 TEL6634‐1232 *[参加費] 無料(申込不要) *[参加対象] どなたでもご参加いただけます。 *[主 催] 浪速区地域福祉アクションプラン推進委員会 尚、サポートスタッフの希望人数が多かった場合、調整させていただいた後、参加者としてのご参加をおすすめすることがあります。予めご了承下さい。
連続講座に参加された皆さんへ
おかげさまで、[ホームムービーを囲む場の実践]連続講座<入門編>が終了いたしました。約3ヶ月間、おつきあいいただきまして、誠にありがとうございました。 そこで、自由参加の懇親会を開催し、更なる交流の場を設けたいと思います。つきましては、詳細を以下に記しますのでご確認の上、[お問い合わせ]までご連絡ください。 日時:2月22日(日) 19:00〜21:00 (予定) 場所:梅田周辺 会費:3000円〜4000円程度(参加者負担) *会場確保のため、2月19日(木)の24:00までに参加希望をお知らせください。 *メールの件名を[懇親会に参加希望します/○○(←人名)]にして送信してください。 よろしくお願いいたします。
|